2025年4月30日水曜日

プリン・ア・ラ・モード

 今日は授業のない水曜日。午前中はこの連休中の宿題である、総長・理事の部局訪問のための資料に少し取り組む。ファイル自体は執行部全員が編集できるようになっているのだが、僕の場合、あれこれ書いては消したりしながら文章の構想を練るので、ファイルを一度ダウンロードしてからとりあえずの叩き台のつもりで各項目に書くべき要素を落とし込んでいく。3分の一くらい終えたところで今日は終了。他の先生方に送る。

午後は買い物に天王寺へ。昼食を取った後、ふと思い立って大阪市立美術館の国宝展を観に行こうとしたのだが、当日券を求める列が長すぎて断念。ミュージアム内のカフェに入って、人生で初めてプリン・ア・ラ・モードを注文する。カフェではブライアン・イーノの音楽が流れていた。嫌いではないけど、午後の光と気だるい雰囲気の中ではあっていない感じがした。



2025年4月29日火曜日

Grigliata!

 今日は年に2回ほど開催している同僚の家の庭でのGrigliata(イタリア語でBBQのこと)。専任教員だけでなく、何人かの非常勤教員もみな家族連れで集まるので、活気があってとても楽しい。今日は子どもが9名と大人が10名。子どもたちも大人もそれぞれ食事とおしゃべりを楽しんだ。毎回、帰り際には子どもたちが帰りたくないと反抗するのがとても愛おしい。

いつもおもてなしをしていただく、同僚と奥様には大感謝である。Grazie mille! 今回もとても楽しかった!

2025年4月28日月曜日

連休前の3コマ

 ニュースでは、GWのいつもの風物詩として、行楽地で楽しむ人や空港から出国する人の映像が映し出されていたが、大学は今日と水曜日は暦通り授業がある。木曜・金曜は学園祭があるので幸い授業はないのだが。

土日と明日の祝日の間なので、今日の授業は学生が少なくなるかなと思っていたが、そんなこともなく欠席者はほとんどいなかった。最近の学生は本当に真面目に出席してくれる。

先週は病院での定期検診と全学での会議のために休講してしまっていたので、月曜日は今日が2回目の授業だった。初回はほぼガイダンスだったので実質今日からのスタートと。やっぱり少し緊張する。特に今年から担当することになった初年次の基礎ゼミにあたる「学問への扉」は学生の反応が気になっていたが、イタリアの複数性・多様性をトピックにしてグローバリズムとナショナリズム、そしてローカリズムについての討論は思いのほか白熱したので良かった。

3コマを終えて心地よい疲れのなか阪大坂を降りて駅に向かう。明日は休みだ。BBQだ!

2025年4月27日日曜日

新入生Welcome Party

 今日の午後は同窓会組織が企画する新入生Welcome Partyに参加した。この同窓会組織は大阪大学の同窓会ではなく、現在私が所属する外国語学部の前身にあたる大阪外国語大学のもの。大阪大学の同窓会への加入者すらも少ないなかで、大阪外大由来の学部同窓会も加入者集めには苦労している。昨年度から副学部長を務めていることもあり、僕も関わらせていただいているが、同窓会職員の方や役員の方の愛校心は本当に強く温かい。

卒業生の軽妙な司会のもとで、自己紹介のゲームなどを交えて僕も多くの、専攻を超えた学生と話すことができた。入学したての学生がどんなことを考えているか、その一端を垣間見ることができて楽しかった。

多くの学生が同窓会に参加してくれるといいな。

2025年4月26日土曜日

文学と哲学のイタリア

 今日は午前中は所用があり大阪天満宮の近くへ。帰りにいつも行列ができていて気になっていた「カレーとチャイの店 ガネーシャN」へ。バスマティライスに優しい味のダールカレーとスパイシーなエビのカレーをあいがけでいただく。爽快感とともに汗が出る辛さが良かった。

午後はASIKAの講演会。京都に行くには時間が微妙だったのでオンラインで参加する。フォスコロやレオパルディといったイタリアの抒情詩人の詩をイタリア独自の哲学的思考として捉えなおした試みで、理解できない難解な部分もあったものの、概念ではなくて形式や実践自体が認識や思考であり、その表出であるという大枠はとても興味深かった。また、現在指導している大学院生のテーマであるアリストテレス以来のレトリックの問題も絡んできて勉強になった。

午後から夕方にかけて、講演を聴きながら頭を使って疲れてしまい、晩はゆっくり読書をして過ごした。




2025年4月25日金曜日

宿題

 今日は会議のためだけに大学へ。執行部会議では、私が参加している委員会で意見が分かれた難しい問題から夏祭りにポニー(仔馬の)を連れてきてもいいか、というような楽しい案件までいろいろ話し合った。

問題はその後、事務の職員の方からプレゼン資料作成のレクチャーを受けた。7月に予定されている総長・理事による部局ヒアリングのための資料を早急に作らなければならないらしい。学部執行部で、まるで科研の申請書類のようなものを作成して、その後それをポンチ絵に落とし込むので、叩き台の締切が連休明け! ゴールデンウィークの宿題が課されたような形になってしまった。

昨日は研究の方で魅力的なオファーを受けて、お引き受けするか迷っている案件もある。頑張らなきゃ!

2025年4月24日木曜日

図書館ガイダンス

 僕には匂いフェチなところがある。本を読むときに、ときどき鼻の下でページをめくり本のにおいを確かめながら読書をする。新しい本だろうが古い本だろうが、日本の本だろうが海外の本だろうがそれは変わらない。すっかり癖になってしまっていて、妻からは気持ち悪がられている。

そんなわけで書庫は僕にとってお気に入りの場所だ。静寂や斜め上から差し込む陽光に埃が舞う様子など、聴覚や視覚にとっても甘美な場所であるが、なんといってもあの本のにおい。古い紙のにおいに黴やら堆積した時間、書かれている芳醇な内容のにおいまでが入り混じっているように感じられる。それはできて数年しかたたない外国学図書館の地下も同様だった。

今日の2限目はイタリア語専攻の3つのゼミ合同での図書館ガイダンスだった。蔵書検索やデータベースを駆使しての論文検索の方法を司書の方に教えていただく。僕が学生の頃は、背表紙や小さなカードに書かれたタイトルだけであてずっぽうに選んだ本を全頁コピーして、挙句の果ては使えなかったり、読み切れなかったりしたものだけど、今は検索技術を駆使して自分のテーマにかなり近いところまで絞り込むことができるし、コンピューター上で全文が読めたり、概要を機械翻訳できたりする。便利な時代になっているので、学生たちにはぜひ活用してほしい。

でもそれと同時に、現実の空間としての書庫に、本の森の中に埋もれてほしい。

2025年4月23日水曜日

嬉しい連絡

 お昼を食べている時だった。メッセンジャーアプリから1件のメッセージ。今ではほとんど誰も使ってくれない「菊ちゃん」呼びのメールだった。

相手は約25年前イタリアを研修で訪れた芸大の学生グループの一人で、彼らは約1か月をかけてイタリア各地の美術を見て回ったのだが、その時ちょうどボローニャに留学していた僕は、引率の先生の補助でその研修に参加させてもらった。僕がイタリアの美術を多少なりとも知っているとすれば、その時の経験に目を開かされた部分が大きい。ただ、それ以上に、あまり年頃の変わらない学生たちと約1か月を一緒に過ごしたのは本当に楽しかった。別れるときに泣いてしまったことを覚えている。

その時に学生たちを引率していた先生が、来月ある展覧会を観に京都に来るそうで、その機会をとらえてメールをくれた学生と会うことになったらしい。それで僕にも声をかけてくれたというわけだ。その後関東に行かれたその先生とはもう10年以上は会っていないし、メールをくれた学生とはイタリアで見送ったとき以来会っていない。それなのに、今回声をかけてくれたことが本当に嬉しかった。今から来月のその日が楽しみだ!


2025年4月22日火曜日

コンクラーベ

 復活祭の翌日に教皇フランシスコが逝去された。清貧の思想を説いたアッシジの聖フランチェスコの名前を教皇名にした初めての教皇だった。先月僕がイタリアに行った時には、すでに体調の悪化が伝えられていた。遺言に従い、遺体はヴァチカンではなく、ローマ市内のサンタ・マリア・マッジョーレ教会に埋葬されるという。エジプトにいる息子からは、コプト正教会が出した追悼文がLINEで送られてきた。関西のニュースでは、万博会場における各国の半旗が映し出されていた。

先月の終わりに映画『教皇選挙』を見たばかりだった。枢機卿間の権力争いやカトリックにおけるタブーや問題点がいろいろ表象されている映画であったが、フィクションならともかく現実のコンクラーベでは、世界に何十億人といるカトリック教徒の心の平安を司るような新教皇が選ばれてほしい。

2025年4月21日月曜日

病院と会議

 2週目にして今日の授業は休講せざるを得なかった。どこかで補講しなければならないことも含めて学生たちに申し訳ないと思う。

朝は3か月に1度の腎臓の定期健診。慢性腎炎と診断を受けてからすでに30年以上になる。一度悪くなった腎臓はもう良くはならないので、これ以上悪くならないように努めなければならない。

その後、昼食にカレーを食べて研究室へ。仕事関連のメールに返信し、明日の授業のコピーを取ったり、図書新聞を読んだりして、それから学内連絡バスで他キャンパスへ。全学の会議があったのだ。そこで前任校からの友人もその会議に出席していることを知る。会議が終わったあとは、お互いが逆方向に向かう電車に乗る乗り換え駅までおしゃべりをしながら帰った。久しぶりに話せて楽しかった。

2025年4月20日日曜日

リフォーム

 今日はお昼に京都の家へ。2年前に妻と2人で大阪に移ってきてからは息子1人がいるのだが住んでいるのだが、今は息子も留学中で、たまに植物に水をやったり、京都に用事があるときに妻か僕が行ったりするくらいだった。

ただ、給湯器が壊れたり、家のあちこちにほころび…というほどではないが汚れも目立ってきた。6月に帰国する息子がこの後どこに住むかは未定だが、とりあえずリフォームしたいね、ということで、今日は業者の人に相談に来てもらった。同じマンションに住む妻の友人のご家庭もこの夏にリフォームをすると聞いたので、我が家もそろそろかと思う。

いろいろ話を伺ってリフォームへの夢は膨らんだが、リフォームするとしたら、その間、今京都にある荷物をどうしよう。大阪の家には到底全部入らないだろうし、トランクルームを借りることになるのかな。

明日の朝、京都の病院に行く用事があるので、今日は京都に泊まり。久しぶりに大丸に行ってお弁当を買った。

2025年4月19日土曜日

なノにわ

 今日も基本的には自宅で来週の授業準備と自分の勉強。そして学務関係のメールの返信など。昼食の後、気づけばソファで寝てしまっていて、せっかくの土曜日の午後が勿体ない気がして近くまで散歩に。

難波宮の北側地区が整備されて「なノにわ」なるものができていたので、そこに行ってみる。「みんなのにわ」と「なにわのみや」が合わさって、そういう名称になっているらしい。「ノ」だけはカタカナ。全部がひらがなの「なのにわ」と比べて印象の違いを考えてみる。

カフェに入り、ミックスジュースを飲みながら窓の外を眺める。柔らかい西陽と上の葉が風に揺れる新緑の木、もう肌寒さを感じさせない空気、子ども連れや犬を散歩させている人が多くて心地よい春を感じることができた。

2025年4月18日金曜日

初夏

 今日は授業のない金曜日。珍しく会議も入らなかったので、自宅で仕事をしていました。昨日の委員会の報告などメールの返信を済ませてから、自分の研究。書斎に東から入り込む光がすでに少し暑くて、窓を開け網戸にした。

休憩のときにテレビをつけると京都などでは夏日になったという。ふと思い立ちスマホで息子が留学しているエジプトの気温を確認すると、すでに30度を超えていた。まだ4月なのにと今から夏の暑さを想像して閉口してしまう。少し散歩でもしようと思ったが、やめて贅沢なシエスタをとる。

出かけたのは結局夜になってから。京都に行っていた妻の帰りが思いのほか遅くなって、居酒屋にでも行こうかと昼間はうどん屋、夜はおでんと一品が美味しい近くの店へ。昼間の感覚で半袖のポロシャツを着て外に出たら、意外と風が冷たかった。


2025年4月17日木曜日

Grazie!

 今日の午前中はゼミの2回目。「生成AIの可能性と課題」と題して、飲料メーカーのパッケージ戦略を扱った学術記事を材料にして、テキストクリティークの練習を行った。僕たち大学教員にとっても、教育や研究の中で機械翻訳や生成AIの使用をどう考えていくか、ということが問われているのは前にこのブログでも述べた。個人的に気になるテーマである。学生に、生成AIに対して可能性と怖さとどちらをより感じるか、と幾分抽象的な質問をしたところ、可能性6、怖さ4といったところだった。学生が選んだ議論のテーマは著作権に関するもの。最近SNS上でよく見かける「ジブリ風」「ドラゴンボール風」といった画像生成の話と絡めていて面白かった。

午後は委員会が一つと2日前からここでも話題にしている重たい案件。委員会の方も紛糾して結論が出なかったことに加え、その後にまた重たい話を聞いたのでちょっと疲れて研究室に戻ろうとすると、同僚の先生が親身になって話を聞いてくれ、色々アドバイスもいただいた。気持ちも少し軽くなった。本当にありがとう。

ちなみにその後の京セラドームは、胃の痛くなる試合だったが辛勝。守備が素晴らしかった!

2025年4月16日水曜日

Answers

 数日前にXで流れていた、いわゆる名言の類に「自己肯定感を高める方法は、自分との約束を守ること」とあった。それで今朝はまず、昨日なんとなく凹んでしまった部分の修復を試みた。

朝1番に、返信を怠っていたメールを1つずつ返し、答えられていなかった知り合いの研究者からの問いについて調べ、何とか現時点での返答を送った。午後に行われた、例の「気の重たくなる人事関連の会合」については、冷静に参加し、誠実に理性的に話を聴いたが、その後感じたことを率直に話すことはできなかった。事態は進みそうだが、一方で無力感も感じた。

すべてに満足のいく答えが出せたわけではないけれど、とりあえず今日の京セラドームでは西武の快勝を見ることができた。


2025年4月15日火曜日

浮かない気分でナイター

 今日も3コマ。授業自体は想定していた通り進み、ある程度順調なスタートを切った。大学院生の準備状況が少し心配だけど、僕自身もその学生の分野については専門ではないので、勉強しながら指導していきたい。

少し暗雲が立ち込めてきたのは午後から。まずは知り合いの研究者から、僕の専門に関連することについての質問が来た。だが、うまく答えらられない。正直、あまり気にしてこなかったことで、自分の研究手法の甘さにちょっと凹む。そして、人事関係で100%解決を見ないであろう重たい案件の会合が明日に決まったという連絡を受ける。内容もそうだけど、進め方にも少し疑問が残る。最後に、仕事のメールの返事をしなければと数日前から思っていたのにできていなかった職員さんから、明日から産休に入りますと一斉メール。気づいたのが19時過ぎの京セラドーム。仕事の件自体は引き継がれる職員の方にすればいいんだけど、すぐに返信ができていなかったことに反省する。

今日から京セラドームでオリックスー西武の3連戦。関西では肩身の狭い西武ファンの僕は、1人で3塁側内野席に座っていたのだが、上の3つのことがちょっとした憂いとなって応援に集中できなかった。試合自体も、あまり見せ場がなく敗退。

でも、いい年してそれなりに責任ある行動が求められる年齢になると、なんの憂いもなく、ただ声を張り上げてナイター見れる時なんて来るのかな。




2025年4月14日月曜日

3コマ

 先週の木曜日から新学期の授業が始まった。今年は月曜と火曜、そして木曜日が授業だ。木曜日は午後が会議日ということもあり、授業は午前中のゼミだけなのだが、月曜・火曜は3コマずつ授業がある。そして今日が最初の月曜日だった。

1限目は文学講義。長年僕が研究しているピランデッロの戯曲を精読する。今年は原点に立ち返り、ピランデッロと対峙したいと思う。今日はガイダンスをして、次回から読んでいくCosì è (se vi pare)のあらすじを説明した。

午後は豊中キャンパスに移動して2コマ。4限目は1年生の文法。4月1日に新入生オリエンテーションであった学生たちと再会する。これまでの旅行で撮った写真などを見せながら、イタリアの各街の個性を紹介し、それから4月20日が今年の復活祭であることを告げてから、改めてカーニヴァル(謝肉祭)から四旬節を経て、復活祭までの流れを説明。そしてようやくイタリア語のスペリングと発音との関係について説明するところまで。積極的に声も出ていたし、いいクラスだと思う。一緒に頑張っていきたい。

そして5限目が、内心一番心配していた、今年から担当する初年次のセミナー科目「学問への扉」だった。外国語学部以外の理系の学生も参加する学際型の授業。トピックとしてはイタリアの文化と社会を扱うものの、授業の目的としては大学生に求められるアカデミックスキルズを教えていくというもの。今日は初回だったので、参加学生のイタリアについてのイメージの共有を図った。

久しぶりに3コマフルに授業して心地よい疲れのなか校舎を出ると予想外の雨。傘を持ってきていなかったので購買部へ。季節は、まだ濡れて帰れるほど進んでいない。

2025年4月13日日曜日

冷たい雨

 「ちょっと羽織るもの取ってくる」「その瞬間に通り過ぎるかもよ」

お昼少し前、妻とベランダで白い空の先を見ていた。「おかしいなあ。木曜日はこのくらいの時間にはも通り過ぎていたはずなのに」

万博の開催を記念して飛ぶ予定だったブルーインパルスを待っていたのだ。我が家は関空から大阪城上空に向かう際のちょうどルート下になっていて、木曜日のテストフライトのときはその姿が見えたという。「あっ今日のフライト中止らしいよ。天候が悪いししょうがないね。昨日の開会式に合わせて飛べばよかったのに。晴れてたしね。」

午後は義母と義妹と待ち合わせをして4人で昼食を取り、その後カフェに移動した。この春は僕はイタリアとアレキサンドリア、妻も僕とは別にエジプトツアーに行っていたので、それぞれの写真を見せながら、いろいろおしゃべりをした。

夕方近くに帰路に就いたが、細かく冷たい雨が風に乗って吹き付けてきた。まだまだ寒かった。


2025年4月12日土曜日

いのち輝く未来社会のデザイン

 今日は、お昼に近所にうどんを食べに行った以外は家でゆっくりしていた。午前中も午後も、そして晩もテレビをつけると、開幕を明日に控えた大阪万博の特番をやっていた。

僕自身、1970年の大阪万博の頃は生まれておらず当然記憶はないのだが、僕の初舞台が1970年万博の頃の千里山の銭湯を舞台にした『湯けむりに花』(横山拓也脚本、小原延之演出)と言う作品で、その中で万博にまつわる台詞が多かったこともあり、演出とキャストで万博記念公園に行ったり、当時の様子を調べたりしたことがあって、万博には勝手に親近感を抱いている。また、僕が小学校の高学年くらいだっただろうか、公文の雑誌?『コペル21』で「つくば万博」の特集が組まれており、その雑誌を読みながら空想の羽を広げていたことも思い出す。

さて、2025年の大阪万博である。工事の遅れやメタンガス!の発生、会期後のIR施設への転用など、不穏で気に食わない情報も多いのだが、テーマ館を始め、各国のパビリオンは純粋に楽しみだ。イタリアとバチカンの共同パビリオンではカラヴァッジョの「キリストの埋葬」やアトラスの彫刻が展示されるほか、パビリオン内の「劇場」では連日イベントが催されるという。イタリア語専攻の学生たちも10名ほどがパビリオンでアルバイトをさせていただく。2015年のミラノ万博でも、日本館でアルバイトをした学生たちの成長ぶりは著しかったので、今回も期待している。

ただ、1日じゃ全然回れないのに入場料が高いよなぁ。コスパで考えたくはないけど、夏パスかなぁ。

2025年4月11日金曜日

レンズを替えれば

 今日の午前中は所用があり京都へ。長年使用していたメガネのレンズに細かい傷がかなりついてきていたので、以前から通っていた眼鏡屋にレンズの交換を頼んでいたのだ。これを機にもう1度細かく視力測定をしてもらい、左目の度数を少し上げてもらった。また、悲しむべきかな、老眼を感じてきたので、遠近両用のものももう1本作ってもらった。視界が少しクリアになった気がするし、電車で読書をしたり、スマホを見るときも遠近両用のメガネを使うことで楽になった。

午後は京都の家でオンラインの会議に参加し、それから木屋町の花筏を見て(メガネを変えたせいか、もう花筏も終わりに近かったためか、あまり綺麗には見えなかった)、大阪に帰ってきた。夜は結構肌寒かった。



2025年4月10日木曜日

スタートダッシュ

 今日から新学期の授業が始まった。弊学では木曜日の午後は会議日なので、今日の授業は2限目のゼミだけ。すでに2年以上見てきた学生たちが対象で、尚且つ卒業論文執筆という明確なゴールがあって、そのためにゼミ生同士なんでも指摘し合える環境づくりが初回のテーマなので、リラックスした雰囲気でガイダンスと他己紹介など。新学期のウォーミングアップとしては最適の授業だった。マイペースの4回生2名が欠席していたけれど、3回生のゼミへの溶け込み具合はいい感じだったと思う。

先ほども触れたように、午後は教授会等。新しく着任した教職員や役職者のご挨拶などもあり、こちらも背筋を伸ばして拍手をする。

その後は、久しぶりにイタリア語専攻の同僚全員でコーヒー片手におしゃべり。気づけば2時間くらい喋っていた。

さあ、スタートダッシュで行きましょう!

2025年4月9日水曜日

準備・準備・準備

 明日から授業が始まるということで、今日は朝から大学に行って、すべての授業で初回に配布するガイダンス資料等の準備、印刷等を行った。毎年のことではあるが、準備をどれだけしていたかで授業の出来の大半は決まってしまう。勿論、こちらの計画通りに進まなかったり、計画を超えて面白いことになったりすることも多いのだが、そんな時でも準備がしっかりしているとこちらの対応にもゆとりが出てくる。極力、自転車操業的な授業運営にはしたくない。

今年から3年間、初年次ゼミに当たる「学問への扉」なる授業を担当する。学部横断型の少人数セミナー形式。テーマはイタリアの社会・文化ではあるが、理系の学生もいるし、目的は研究の楽しさと方法論を教えること。初めて担当する授業なので、午後いっぱいは授業プランの構築に費やした。

夕方には、少し気の重い案件のために専攻長室へ。

ともかく新学期が始まる! 頑張っていきましょう。

2025年4月8日火曜日

そろそろ葉桜かな。

 今日は大学に行かず、基本的には家でゆっくりしてました。

お昼に妻とランチを食べに天満橋の近くの日本料理屋に。ランチは基本的に1種類だけ。魚の照り焼きも野菜の天ぷらもゆで豚の八丁味噌ソースもすべて美味しかった。かなりお値打ち。

その後、大川沿いの桜をしばし眺める。北浜や梅田のビル街も見えてはいるのだが、まだ抜け感もあり桜並木と調和していて妙に落ち着く。薄桃色のボリュームが少し減り、よく見ると葉桜になっている部分もあった。屋形船のなかでは観光客というよりサラリーマンの花見だろうか、宴会をしているようだった。

さあ、明後日からの授業に向けて、明日は大学で1日準備しなければ。




2025年4月7日月曜日

出会い

美しい庭園を眺めながら、インターナショナルな集まり。日本文化の話からトランプ体制での国際情勢まで、まじめに楽しく語らい素敵な時間を過ごしました。

今日の晩は石橋阪大前近くのがんこ池田石橋苑にゲストをお迎えして夕食をともにしました。一昨年の冬に実施したシンポジウムに参加していただいた先生のご紹介で、リール大学のイタリア文学・文化の研究者とそのご主人で経済の研究者、カナダに留学して社会学を勉強しているそのご子息、現在民博で調査をされているリソルジメント期の歴史の専門家にメトロポリタン美術館のキュレーターの方まで集まり、同僚と僕も加わって総勢7人。

年度の始まりにこうした新しい出会いがあったことは、とても嬉しかったです。今後につながっていきそうな有意義な集まりでした。



2025年4月6日日曜日

普通の穏やかな一日

 天気予報が外れて、今日も1日晴れていた。今日も大阪城の周辺は花見客でいっぱいだろうな、と思いながら、家で特段何もブログに書くことがない時間を過ごしていた。

午前中は来週からの授業の予習と自分の研究を少し進めて、午後はスーパーに買い物に行ったくらい。晩は録画していたドラマを見て、本を読んで。

でもそれでいい。もうすぐ授業が始まるし、落ち着いて日常の業務をしていくためのリズムを作っていかなければ。

2025年4月5日土曜日

花見

 今日はお昼前に妻と花見に出かけた。明日は天気が下り坂と聞いていたので。難波宮から歩き始め、大阪城の堀の周りを通って、最後は大阪城ホール近くの飲食店でお昼を食べた。クリアな青空とまではいかなくて、雲が多く白くかすんだような空で、そのぶん桜の白が少しぼやけてしまったけれど、暖かい陽射しと穏やかに楽しむ花見客で雰囲気は最高だった。シートを引いて、そこでワイワイお弁当を食べ、ビールを飲んでいる人たちが少し羨ましく見えた。ラマダーン明けのカイロ・アズハル公園で、新調した服を着てピクニックを楽しむ家族連れを見たことを思い出す。日本の花見も素敵な文化だと思う。酔っぱらって度を越えなければ。

昼過ぎに森ノ宮のスーパーによって帰ったのだが、スーパーはいつになく客に溢れていて、隣のレジに並んでいた大学生の一団は、ビールやオードブル、お肉や焼きそばに大量の紙皿と紙コップをカートに詰めて、「2万超えるかなぁ」と話していた。午後から夕方にかけて花見を楽しむんだろうなぁと思った。

今年の秋から大阪公立大学の森ノ宮キャンパスが開講すると聞いている。来年の春、たとえば地方から大阪公立大に入学して、最初の新歓が大阪城での花見とかだったら、それだけで大学生活サイコーと感じてしまうだろうなぁとやっぱり羨ましく思った。




2025年4月4日金曜日

そろそろ日常に…

 今日は「令和7年度第1回」と名前がついた2つの会議があった。メンバーも少し変わり、今年度の懸案事項などについて話し合う。新入生・在学生オリエンテーションまでは、まだ準備段階という意識だったが、いよいよ学期中の日常生活が始まる、いやそろそろ日常生活に戻っていかなければならない。来週から始まる授業に向けて、手帳にスケジュールとTo do listを書き始める。そう、手帳などは夏休み・春休み等の長期休暇中にもつけてしかるべきだと思うのだけど、ものぐさな僕はつい白紙にしてしまう。このブログだってそうだった。しっかりしなければ。

今週末は、来週から始まる授業に向けて、ガイダンスの準備をしよう。まったく新しいクラスも1つあって不安だ。しっかり授業構成のプランを立てなければ。

でも天気予報を見ると、明日の午前中くらいしか晴れ間が覗かないらしい。とりあえず明日の午前中に花見に行こう!

2025年4月2日水曜日

機械翻訳と生成AI

 昨日の新入生オリエンテーションに引き続き、今日は在学生向けのオリエンテーションだった。イタリア語専攻の授業1つ1つについて各教員から詳しく紹介したほか、留学の方法やそれに伴う単位の認定などについても説明した。

僕の担当する授業は講読系の演習と最後にレポート試験を課す講義科目がほとんどなので、全般的な注意として、機械翻訳と生成AIの利用について話をした。この2つについては、僕自身もっと活用法を学んでいきたいと思っているし、今後の方向性としては「使用禁止」ではない、と強く思っている。今後は適切な使用の前提の上で、試験での問い方などを教員側が考えるべきだと思うし、今年度はこの件に関するFDも教務委員会で企画してみたい。

ただ、現状、外国語学部の各種ポリシーにある言語運用能力の涵養という観点からすれば、機械翻訳も生成AIも、学生にとって非常に危険な誘惑になっていることは確かである。もし僕の学生時代にこの2つがあったとしたら、それらを「活用」して授業を乗り切り、結果としてイタリア語の読み書きは出来るようになっていなかっただろうと正直思う。

勿論、学生にとってどのレベルまでイタリア語の言語運用能力を向上させたいか、という需要がさまざまであることはわかっている。だけど僕としては、学生に僕と同じかそれ以上のイタリア語力をつけてもらいたいので、今の時点で安易にこの2つに頼ってほしくない。難しいな。


2025年4月1日火曜日

新入生オリエンテーション

 新学期。毎年、学生も言っていることですが、というより本当は怠惰な自分自身に向けて言い聞かせているのですが、節目はきっかけとして大切にしたいと思っています。そういう意味では、私たちのような教員にとって4月1日は大きな節目の一つです。たとえ途中で面倒くささに襲われるとしても、今年度の目標やそれに向けての計画をきっちりと立てて、しっかり頑張っていきたいと思います。

さて、卒業生を見送ってからわずか1週間ですが、今日は新入生との顔合わせがありました。いつものように学生証などの配布物を配って、まずは教員の自己紹介、それから新入生に1人ずつ名前と出身地とイタリア語専攻を選んだ理由について聞いていきました。今年の学生もすでに打ち解けあっているような印象を受けました。4年か留学を入れて5年かの付き合いになりますが、よろしくお願いいたします。

オリエンテーションを終えてすぐに、僕は関空へ。妻がエジプト旅行から帰国する日だったので迎えに行きました。コートを持ってきてほしかったと言われましたが、確かに彼女が出発した時より、かなり寒くなってますね。関空からの帰りの電車内から寝るまで、いろいろお土産話を聞くことができました。私も数週間前に4日間だけ、アレキサンドリアだけエジプトには行きましたが、やっぱりルクソールやアブシンベルなど上エジプトにも行きたかったな。