今日の午後は東京大学で開催されたイタロ・カルヴィーノのシンポジウムにオンラインで参加した。韓国、中国、日本からそれぞれ1人の研究者がそれぞれの国におけるカルヴィーノの受容やその後の影響について発表された。日本の研究者は『マルコヴァルドさんの四季』の受容と影響について、それを翻訳した研究者で作家でもある安藤美紀夫と関連づけながら話していて、とても興味深い観点だと思った。
何よりアジアのイタリア文学研究者を集めてイタリア語でカルヴィーノについてのシンポジウムを開催した意義は大きい。昨日のイタリア文化会館でのシンポジウムは、イタリア人研究者と日本人の研究者ががっぷり四つに組んで、カルヴィーノの来日をテーマにしたものであったが、今日のシンポジウムはそれを補完するアジア側諸国におけるカルヴィーノ受容がテーマであった。このシンポジウムを企画・開催したイタリア文化会館のスタッフと東京大学の先生方に敬意を表したい。
来週の木曜日は阪大でも学生を対象としてカルヴィーノの特別講演会を行う。文化会館でも講演をされた4名の先生をお招きして、今度は学生を対象にカルヴィーノの魅力をお話いただく。僕たちも負けないように意義深いイベントにしたい。



