2025年9月30日火曜日

Re: partenza

 10月1日。大学は今日から新しいセメスターが始まる。気持ちを入れ替えて、緊張感を持って授業に学務に、研究に臨んでいきたい。Forza!

とはいっても、水曜日は授業はなく、今日は会議もなかった。まだ風邪が完全には治りきっていないこともあって、今日は終日家にいた。

Xでは学振の採択率が10%程度に落ちたことについて否定的な声が多数上がっていた。科研費もそうだが、研究助成金を獲得するための書類を制作する労力・時間に比して採択率が低すぎることは、やはり研究者にとっては辛い。勿論一方で、書類を書くだけで年間数百万から数千万もの助成を、それも税金の中からいただくわけなので厳しくて当然という声があることも承知している。

私自身、大学院生の頃は、実は学振に応募したことがない。恥を忍んで言えば、当時その存在を詳細には知らなかった。指導教官が理事長を務める財団法人の語学学校でイタリア語を教えたり、雑務を行ったりという「バイト」に明け暮れていた。今にして思えば、博士課程の大切な時期に研究をほとんどしていなかったことに後悔もあるが、おかげさまで当時金銭的に困ることはまったくなかったことも事実だ。当時イタリアブームが来ていたこともあり、博士課程に在学しながら、いくつかの大学では非常勤を担当させていただいていたし、上記の語学学校でほぼ毎日働いていたこともあって、就職した同期の学生に負けないほどの給料はあったと思う。

大学院生を育てる立場になり、私の学振体験の欠如はかなりマイナスなのは確かである。時代や研究環境の違いを理解した上でしっかり支援していかなければならないし、優秀な博士人材育成のためにも、金銭的な助成の増加を願うところである。

夏休み最後の日

 ほとんど1ヶ月更新が途絶えてしまっていた。生来が面倒くさがりなので危惧していたが、しばらく書かないと、次に書くのが億劫になってしまう。

前に書いたのがリフォームのために京都のマンションの荷物を全部運び出した日。もう過ぎてしまったことだし、その時に感じた気持ちとかは思い出せないので、スマホの手帳を見ながら、この間に印象に残ったことだけ箇条書きで。本当はそれも面倒だけど、また明日からは書こうと思っているので、ケジメとして。

9月5日(金)執行部の先生方と職員とで暑気払い。南千里の公園の中にあるイタリアン、雰囲気が良かった。職員の皆さんと親しくするのは本当に大切。お世話になります。

9月12日(金)午後は数年ぶりに参加するFD。大学が置かれている状況と国際卓越研究大学に採択された後の変化についてのお話。知っておかなければならないし、適応しなければならない。分科会はここ1、2年、最も気になっている生成AIについて。使用を前提とした教育と評価といった問題は我々教員側に突きつけられている。

9月19日(金)家族で万博へ。僕自身は3回目。案内してくれた方が家族3人の写真を何枚か撮ってくれた。考えてみれば、僕が今の息子の年齢くらいに、父母と撮った写真が残っているだろうか。そう思うと大切な時間だったと思うし、まだ僕たちに付き合ってくれている息子には感謝しなければ。今回もいろいろなパビリオンを訪れることができました。

9月21日(日)9月の前半にずっと取り組んでいた原稿を提出。図版の許諾申請など面倒なことはまだ残っているけど、ひと段落。調べていて楽しく、今後の研究の方向性にも関わってきそうな素敵な機会だった。

9月23日(祝)中3日でまた万博へ。今日は学生をエミリア・ロマーニャ州のイベントに連れて行った。もう25年ほど前、僕が留学中にお世話になった方が講演に来られていて嬉しい再会。

9月27日(土)久しぶりに研究会に参加していたのだが、途中で寒気と喉の痛みに襲われる。病院には行かなかったので、インフルだったかコロナだったかはわからないが、風邪にしてはひどく、2日半はずっとベッドにいた。久しぶりにしんどかった。

さぁ、明日からは新学期! 秋冬学期は学会や卒論、入試などの業務もあり忙しいけど、2ヶ月弱休んで英気を養った(はずな)ので頑張ろう!

2025年9月4日木曜日

空っぽ

 午前11時。パンダマークの引越社の人が引き上げていくと、空っぽになり、当然のことながらクーラーもないのでうっすらと汗を浮かべた家族3人だけがマンションに残された。普通、家具がすべてなくなると、部屋が意外に広かったように感じると思うのだが、そういう感じはしない。もともとあまり広くなかったんだ、という感慨にふける。

昨日は1日中、残っていたものを捨てたり、捨てたり、箱に入れたり、やっぱり箱から取り出して捨てたりしていた。断捨離には思い切りが必要だが、それでも優柔不断さが部屋のあちこちに積みあがっていた。

引っ越し業者の力強さと体力、そして手際の良さには感嘆してしまう。つくづく自分が強靭な雄でなことを思い知らされてしまう。人間をしていなかったら、すぐに淘汰されていた個体だろう。

荷物のすべては、妻の実家とレンタルしたガレージへと運ばれていった。それらが京都のマンションに戻ってくるのは年明けになる。戻ってきても2度と使われないものも結構あるかもしれない。それでも今回は捨てられなかった、捨てたくなかった思いは尊重するしかない。

2025年9月2日火曜日

学生アンケート

 今日は大学内でのアンケートを所掌する部署の先生が来られて、学生アンケートに関する意見交換を行った。学部でも授業評価アンケートや学生生活アンケートを実施しているが、それとは別に「学生ライフサイクルサポートセンター」が実施する入学時・在学時・卒業時のアンケートもある。いずれも、まず問題になるのは回答率である。これが上がってこないことには、肝心のデータも有効に活用することができない。かといって、アンケートの回答者に何かインセンティブを与えるといったようなことも予算の関係でできない。そうなると、学生への丁寧なフィードバックと学生の意見に耳を傾けた改善で応えていくしかない、という至極まっとうな、でも効果が疑問視されることしか言えなかったりする。難しいな。

午後は早めに大学を出て、京都のマンションに。いよいよ明後日、家財道具をすべて引っ越し業者が持っていくが、そのための梱包作業がまだまだ残っている。


2025年9月1日月曜日

防災の日と科研費の憂鬱

 関東大震災から100年余り。今日は防災の日だ。テレビではいざという時に備えての備蓄や持ち出し袋の話をしていた。

我が家でも時折、水を備蓄しておこう、という話が出て2リットルのペットボトルの水を20~30本ほど購入しておくのだが、いつの間にかすべて使い切ってしまう。災害時に持ち出すものについては、正直全然準備していない。

災害はいつ襲ってくるかわからないので、ちゃんと備えておかなければならない。

今日は1日中家にいて、今回の科研費の申請テーマを考えていた。昨年度は不採択だったので、申請書の内容を改めなければならないが、かといって現時点で研究しているテーマや主題はあまり変わっておらず、昨年度の業績もそのテーマに関わるものなので悩ましい。新しいテーマをどう入れて、その意義や重要性をどう示すか、戦略を練らなければならない。